私のセカンドストーリー

このブログは60歳を過ぎた個人事業主の日々をお伝えします!

良かったんですけど

ラブホテルのフロントを辞めた後は中々仕事が決まらず、結構苦しみました・・・経営していた会社の破産手続き中で、どこへ面接に行ってもその事がネックになって。


弁護士は「面接でその事は話さなくてもいい」とは言ってくれましたが、内緒で仕事に就いて、後から「実は調べて分かったんだけど・・・」なんて解雇されるのはもっとへこみますからね。
食品スーパーの品出し、カプセルホテルのフロント、ビジネスホテルは4~5軒、主に深夜業務で求人していたところへ面接に行きましたがなかなか、ね・・・深夜業務を選んでいたのは、察しがつくかと思います。


そんな中、家族経営をしている地元のビジネスホテルの面接で「うちでは気にしないですよ」と早速翌日からフロント見習いとして働くことになりました。
お父さんが社長、お母さんと三男が厨房、長男と次男がフロント業務というまさにファミリー経営のビジネスホテルは客室が60室程度、古いホテルでしたが仙台へ出張でやって来る馴染のビジネスマンからの予約が多く、満室になる日も結構ありました。


顧客管理はもちろんパソコン・・・ではなく、手書きの宿泊台帳で管理していました。その記帳の仕方に特徴があって「このマークを書くと食事あり」「右隅にチェックを入れると支払い済み」、「名前の下に線を引くと連泊」など、いくつもいくつも暗号のような記入が必要で、それを覚えるのがとにかく大変でした。


まかないの夕食も出され、アットホームな職場で良かったんですけど・・・1か月程度で辞めることになりました、理由は駐車場の車の入れ替え業務。


小さなホテルですから、ホテル内の狭い駐車場にお客様の車を縦列駐車させ、お客様の入館・退館に合わせて入れ替えをしなけれまばりません。
ホテルの前面道路は狭い上に人通りが多い一方通行。
前列の車から外に出して一旦道路へ路駐、素早く前後入れ替えるという作業がフロントの担当でしたが・・・最前列の車と最後部の入れ替えとなると、何台も車を路駐させての入れ替え作業、しかも一方通行をバックで逆走させる必要も。
さらに、今どきの車はエンジンをスタートさせるのも至難の業。「えっ!?鍵を差し込むところない!」「ギアどう動かすの!?」「げっ!なにこのスーパーカーみたいな車!」


ホテルの方からは「そのうち慣れるから」とは言われていましたが、物損事故や人身事故をおこしてからでは遅いと思い退職しました、ホテルや他人に迷惑かけたくなかったので。

ではまたあした!