跡を濁さず
会社を閉めた後しばらく仕事を転々としました。
ビジネスホテルのフロント、ラブホテルのフロント、不動産会社の案内係、不動産会社の営業、工務店の営業、建設会社の設計などなど・・・様々。
仕事をしていて精神的に楽だったのはラブホテルのフロントでした。
深夜業務+ワンオペで他の人との関りが少なく余計な詮索を受ける事もありません・・・この時に多少料理も覚えました、部屋からの料理オーダーはフロントが兼務してましたので。
オーダーが重なると大変でしたが、お客様から叱られるような事は一度もありませんでした。
ベッドメイクは別の専任スタッフさんが居て、お客様が退出すると直ぐに片付け・清掃・しつらえという流れになります。フロントが暇な時は「シーツ剥がし」の為に使用済みの部屋を私も巡回しました。
その時に感じたことは「部屋の使い方を見れば普段の生活が分かる」という事・・・きちんと整理されている部屋もあれば、ベッド周りにあらゆるゴミが投げ捨てられている部屋、食べ散らかしている部屋、口に出せないような光景も。
「立つ鳥跡を濁さず」じゃないですが、最低限の片付けは行った方が良いと思いますよ・・・駐車場、エントランス、ホール、廊下など数十台のカメラでモニターされてます。
数か月後、風営法許認可の関係で「お客様が入館時には、部屋の鍵をフロントが手渡しする」というホテル側からの話があり、私は退職しました。
だって、誰かさんと顔合わせなんて事があれば、お互い気まずいですからね。
ではまたあした!
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