私のセカンドストーリー

このブログは60歳を過ぎた個人事業主の日々をお伝えします!

失敗は・・・

「失敗は成功のもと」、「失敗の中にチャンスあり」などとよく言われますが、他人を巻き込んでの失敗は無いに越したことはありません。
会社の倒産は、債権者はもとより外注さんや下請けさん、そのご家族、自分自身の親族にも大きな影を残してしまいます。


私の口から「失敗は成功のもと」とは口が裂けても言う事が出来ません。


裁判所へ破産申請した時に私の手元にあったのは、自身で持っていた3万円と知人から渡された茶封筒に入った5万円・・・「少ないけど役に立てて」という言葉が今でも忘れる事はありません。


自宅から手近な荷物と寝具を車に詰め込み、取引のあった会社の社長さんが用意してくれたアパートの一室に逃げ込むように入りました。
弁護士の方からは「当面、自宅や会社へ近づかないで、出来ればどこか遠くに」と言われ、自分の行く末に恐怖したのを覚えています。


裁判所による会社の破産手続きは1年と6か月で終了しましたが、債務の保証人としての私の破産手続きは3年近く掛かりました・・・その要因の一つは、破産申請後にガソリン給油などで使用したクレジットカードの利用が「欺術」に該当するのではないかと。


3年の時間を経て裁判所は「免責不許可には該当しないという判断」で結審しました。
裁判所の被告人席に座る事延べ20数回、他人に迷惑が掛かる失敗は無いに越したことはない。

ではまたあした!