タバコとお酒
設計担当した現場で職人さんたちと一緒に休憩時間を過ごすのはよくあるシチュエーションですが、先日もタバコを吸わない私を見て「タバコ吸わないんだ、酒は?」と。
お酒も殆ど飲まないと答えると、次に「出身は?」
「来た来た」・・・と、頭の中で。
「福岡」と返事。すると「九州の人だったらお酒強いでしょう~!」・・・やっぱり出た、定番のフレーズ!・・・そうじゃない人もいるんです。
極めつけは「タバコもお酒も飲まないんじゃ、何の楽しみがあって生きてるの?」
「しゃ~しかね!」・・・と、また頭の中で。
映画も観るし、本も読むし、街歩きもするし、おしゃべりだって好きだし・・・めんどくさいので「仕事が趣味」と返事をて会話の幕引き。
ちょっとした時間にお互いを知る「会話」はとても大切だと思いますが、新しく現場に入った年配の職人さんとのこうした会話にはどうしても閉口してしまいます。
そもそもタバコとお酒が「楽しみ」ではあっても、なぜ「生き甲斐」とイコールになるのか理解できません。
私の親父は「タバコと酒が生き甲斐」と言い、いつも家でタバコを何箱も吸いながら酔っ払っていました・・・休みの日などは朝から。
そんな姿を見るのが嫌で私は大学卒業と共に福岡から東京、そして仙台へ・・・痴呆症と癌を患った親父との最後の面会では、私の事は分からなかったようです。
親父がなぜあれ程まで酒に溺れてしまったのか、その本当の理由は分かりませんが、私も天国に行った時にはシラフの親父とその訳についてゆっくり話し合ってみたいと思っています。
ではまたあした!
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