私のセカンドストーリー

このブログは60歳を過ぎた個人事業主の日々をお伝えします!

実直さ

車のメンテナンスは近くにある自動車整備工場を利用しています、かれこれ3年近くでしょうか。以前はディーラーさんへ持ち込み、車検や定期点検、タイヤ交換まですべてお願いしていましたが・・・さすがに費用が。


以前乗っていた車は2回目の車検を待たずに「ブレーキパッドとディスクが消耗しているので交換しましょう!」とディーラーの担当者さんに言われるまま交換、その他空調用のフィルターとか、消耗品含め20数万円の費用を払った事があります・・・それ以来パッドの消耗がとても気になりように。


今は家計の事情からもディーラーさんへの足は遠のき、探し出したのが〇〇自動車整備工場さん・・・町場の修理工場らしい外観、工場の周りに溢れる車、整理されているとは決して言えない作業場、事務所の中に入ると「いったいいつ頃の?」と思う様な色褪せたポスターに、下を向いたままの女性事務員さん。


「あのぉ~、電話で予約してたんですが、工場長は?」
「ちょっと待って、呼んでくるから」
接客用の敬語は、いつも通りありません。


少しして現れた工場長「タイヤ交換ね、3時間くらいで終わるので取りに来てくれれば」
「わかりました、夕方取りに来ます。あとオイル交換とブレーキパッドとディスクの点検もお願いします!」


夕方、工場へ引き取りに行って「パッドどうでした?」と工場長に尋ねると。
「いや、まだ残ってるから大丈夫よ」
「10万キロ超えたし、そろそろ・・・大丈夫ですかね?」
「四輪ともまだ〇ミリくらい残ってるし、次の車検まで大丈夫、行けるよ!」


ハイテク工場も、綺麗な事務所も、おもてなしもありませんが、売上よりも事実を大切にする実直さに「頼りがいがあって、かっこいいなぁ~」と。


建設会社の代表時代、頭の中は売上と資金繰りの事ばかり。

個人事務所の今、「見た目のかっこよさよりも実直さを大切にしたい」・・・そう思った、何気ない一日でした。

ではまたあした!